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2014年12月25日

メリークリスマス!

「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。」(ルカ2-11)

今日12月25日はクリスマスの日です。

毎年この時期になると厳しい外の寒さとは対照的に心が温かく平安になります。それは2000年前にベツレヘムの馬小屋で誕生したイエス・キリストの生まれた情況を私たちに思い起こさせてくれるからなのかもしれません。

吹きさらしの馬小屋の「飼い葉桶(おけ)」の中で、父ヨゼフと母マリアから生まれたイエス・キリスト。

澄み切った寒い夜空に、無数の星が輝き降り注ぐ中で、ささやかでたしかな祝福を受けて降誕したキリストは、最も貧しい環境の中で生まれ、最も悲惨な状況の中で、ゴルゴダの丘の十字架上で死に至りました。

キリストが生きた約30年間に、そして世界で起きている不幸な出来事に思いを馳せながらクリスマスを祝いたいと思います。

長年パブリック・リレーションズ(PR)に関わることができたのも、イエスを身近に感じることで、さまざまな障害や困難に立ち向かえたのではないかと思います。

メリークリスマス! 

今年も井之上ブログをご愛読くださり誠にありがとうございました。
みなさん、よい新年をお迎えください。

投稿者 Inoue: 16:42 | トラックバック

2014年12月18日

ライト兄弟の初飛行から111年
〜とどまるところを知らない科学技術の進歩!

皆さんこんにちは井之上 喬です。

台風並みに発達した低気圧が北日本を襲い、各地で大雪の被害が出ているようです。気象庁も「これまでに経験したことのないような」といった情報を出し警戒を呼び掛けています。やはり地球は病んでいるのでしょうか、思わぬ天候被害が出るケースが多発しています。

科学技術が如何に進歩しようとも自然の力は計り知れませんね。気象庁などの最新情報に注意を向けたいところです。

12月17日は111年前にライト兄弟が人類初の飛行機による有人動力飛行に成功した日だそうです。米国ノースカロライナ州キティホーク近郊での初飛行は12秒、約36メートル。100年ちょっとで現在のような航空ネットワークが出来ていることを考えると、科学技術の進展には改めて目を見はらされます。

■ウナギも大量生産可能に!
12月16日の日本経済新聞に「30年にがん予防薬」「ウナギ大量生産は25年」との見出しで文部科学省の科学技術・学術政策研究所が専門家約4000人の分析に基づく、2050年までの技術進歩に関する「科学技術予測調査」の原案をまとめたとの記事を目にしました。

この科学技術予測調査は1971年から始まり、今回で10回目。過去の的中率はともかく、「日本の強みの開発分野や日本が力を入れるべき研究テーマを絞り、技術開発に携わる官民の関係者が確認する意義は大きい」と記者も触れています。

今回は2010年以来の詳細な分析になるそうで、932と幅広い分野の技術やサービスについて日本国内の普及時期を示しています。2015年3月末には報告書が公表されるとのことで、新たなビジネスチャンスのヒントを得る意味からも今から楽しみです。

記事で紹介された、日本国内の普及を予想する主な技術を拾ってみます。2020年には、蚊の針ほどの細さで痛くない注射針、2025年には、1週間は冷凍・冷蔵しなくても生鮮食料品を流通できるシステム、パーキンソン病やALS(筋萎縮性側索硬化症)などの再生治療、絶滅危惧種になったウナギに関しては大量のウナギの稚魚を成魚に育てて出荷するシステム、GPSに代わり姿勢や身振りまでわかる位置検出技術、などなど。

■宇宙へ行けるエレベーターも実現?
2030年には、がんの疑いがある状態から発症を抑える予防薬、噴火しそうな火山を知らせる技術、生涯にわたって感染を予防するインフルエンザワクチン、人口10万人未満の小都市でエネルギーの自給自足、など。

さらに2040年には。地上から宇宙へ行けるエレベーター、人間の子宮の代わりに胎児を育てるシステム、などがピックアップされています。

また、自然災害の多い日本ならではの防災技術としては、地震や火山噴火の予知技術、台風の風力で電気をつくる技術などユニークなものも含まれています。

注目のロボット、人工知能の活用では2026年には過半数の語学学校で人工知能が教師を務めるほか、人間と自動車が情報をやりとりし2030年には信号がなくなると予想。

サービス業でも「おもてなし」を理解するロボットが登場し、2025年ごろには普及すると予測しており、東京オリンピックには間に合わないものの、漫画の鉄腕アトムやドラえもんの世界がまた一歩近づくといえますね。

2014年のノーベル物理学賞には青色LED開発で3人の日本人が受賞しましたが、少子高齢化が進み、資源のない日本はやはり“人間の知恵”に頼らざれを得ないと思います。

世界に先駆け新技術を実用化し、世界に向けて積極的に情報発信、さらにそれを標準化しビジネスモデルを確立することが重要です。良いもの、良いサービスを開発すれば売れるという幻想から脱し、パブリック・リレーションズ(PR)を最大限駆使しさまざまな難局を乗り越えたいものです。

投稿者 Inoue: 20:03 | トラックバック

2014年12月11日

2014年、増税、円安下のヒット商品は?
?“潮目を読んで”made in Japanの世界的商品を

皆さんこんにちは井之上 喬です。

師走の訪れとともに神宮外苑のいちょう並木道も落ち葉で埋まり、一面の黄色いじゅうたん模様を毎年楽しませてくれます。



この時期になるとさまざまな年末恒例モノが出てきます。流行語大賞やらスポーツ分野などでの年間最優秀選手賞、年間賞金王、レコード大賞などなど。

今回はその中から「2014年ヒット商品番付」をピックアップしてみましょう。

■横綱は「インバウンド消費」と「妖怪ウォッチ」
12月3日に日本経済新聞社は2014年の日経MJヒット商品番付をまとめました。

ご覧になった方も多いと思いますが、横綱は東が円安に後押しされ過去最高の訪日外国人による「インバウンド消費」。

一方の西の横綱には日本でのヒットを受けて海外市場にも乗り出した子供たちに大人気の「妖怪ウォッチ」が入っています。

特に東の横綱のインバウンド消費は、消費増税後で消費に慎重な日本人のマインドとは対照的に、10月までですでに過去最高の1100万人強の外国人が来日。9月までの旺盛な旅行消費は1.4兆円と前年同期比40%増で国内景気を下支えしています。

大関以下を見てみましょう、東の大関にはだれもが耳にした、ありの?、ままの?、の「アナと雪の女王」、西は「ハリー・ポッター in USJ」と海外発のコンテンツが入っています。

続いて張出大関は東が世界ランクトップ10入りし大きく飛躍した錦織圭、西はソチ五輪金メダルのフィギュアスケート羽生結弦、関脇は東が格安スマホ、西がiPhone 6、小結は東がマツダのデミオ、西がスズキのハスラー。

以降、前頭筆頭から東、西の順でWゼロ、Wトクホ、NISA、ふるさと納税、牛すき鍋膳、サードウェーブコーヒー、ちょい飲み、遺伝子検査、観光列車、富岡製糸工場、クロワッサンドーナツ、グラノーラなどとなっています。詳しくは紙面をご覧ください。

そして殊勲賞にはノーベル物理学賞に輝いた青色LED、敢闘賞が年中行事として定着したハロウィン、技能賞がハイレゾリューションとなっています。

日経MJはこうまとめています。「増税で消費者の節約志向が強まった2014年。ヒット商品の共通項を探ると、時短や節約などの機能を持つ商品やサービスを求める堅実な女性と、健康や増税を気にしつつもできる範囲で飲食を楽しむ中高年男性の姿がそれぞれ浮かび上がった」としています。

皆さんはどのように感じましたか。

■戦後70年、2015年のヒット商品は?
そして来年は戦後70年の節目の年です。2015年の「ヒット予測ランキング」をこちらは日経BP社の日経トレンディで見てみましょう。

“ゆるい健康”を追求する商品、“楽しい節約”につながるサービスが台頭し、堅実だけれど明るい消費が生まれる、としています。

予想ベスト10を見ると、1位はグルメ“健効”系フーズ=新表示の解禁で健康効果を謳う第3の食品が続々登場。2位はセルフィースマホ=スマホのカメラが自撮り仕様に進化。3位は北陸トライアングル=新幹線の延長で北陸が国内旅行の主役に。

4位はライスミルク=大豆、アーモンドに続く植物由来ミルク。5位は得するスマートウエア=疲労度がわかるメガネ、心拍を測れる服などウエアラブル商品。6位たまごっちラリー=玩具をきっかけに消費を創出。全国5万のタッチスポット。

7位は遺伝子診断サプリ=オーダーメイドで必要な栄養素を取る新習慣?。8位ともだちロボット=話せば答えるロボットが低価格化普及。9位は超体感ゲーム=ゴーグル型ディスプレイで360度の仮想空間、そして10位は、スター・ウォーズ・カウンドダウン=2015年末に新作公開予定で大プロモーションを開始。

11位以下は以下の通りで、ふるさと納税パーティ/都市型パリピフェス/コンビニ・バル/ビッグデータスポーツ観戦/燃料電池車/フローズンスモア/Siriナビ/ノンアルトクホ/ダイソン360Eye/2.5次元ファッション、だそうです。

あなたの予想は?
私はこう考えます。2014年は増税による節約がキーワードでしたが、2015年はプチ贅沢、プチ消費の動きが起こるのでは、そしてその動きを引っ張るのは流行に敏感な女子高生など若者ではないかと思っています。

ヒット番付からはちょっと外れますが、パブリック・リレーションズ(PR)の世界で重要なのが、このブログで幾度も触れていますが“潮目を読む”ことです。

どんなに優れたサービス、技術でも、ちょっと時期が早くタイミングが合わないと、まったく市場に受け入れられないことがよくあります。

「あの製品は今ヒットしている○○と同じコンセプトだったのに、ちょっとタイミングが早すぎたんだね」といった話はよく聞くことです。

市場の動きに敏感に反応、世界をあっと言わせるようなmade in Japanのヒット商品を生み出してもらいたいものです。

パブリックリ・レーションズ(PR)には、企業がIR、CSR活動、危機管理・クライシスコミュニケーションやトップのストーリーテリングを通してメッセージを伝えるコーポレートPRと商品やサービスを顧客・市場に訴求するためのマーケティング(商品)PRがありますが、これらの手法を組み合わせることでヒット商品を確実なものにすることができます。

そう言えば東宝が12年ぶりに「ゴジラ」を2016年に公開すると発表しました。2015年夏には撮影を開始するとのことで中身も検討中ということですが、国産ゴジラの大ヒット、期待したいところです。

投稿者 Inoue: 18:55 | トラックバック

2014年12月04日

「はやぶさ2」壮大な宇宙への旅だち!
?日本に今必要なのは “挑戦”

皆さんこんにちは井之上 喬です。

師走に入り真冬を思わせる寒波も到来、北国からは雪の便りが届いています。
私が住む東京でも、北風が吹き寒い夜には心洗われる澄み切ったきれいな星空を見ることができます。冬の代表的な星座はオリオン座でしょうか。
たまにはウィスキーのオンザロックを片手に星を眺めるような、優雅な夜もおつなものですね。

■「はやぶさ2」の帰還は東京オリンピックの年!
空といえば宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は12月3日、午後1時22分4秒に種子島宇宙センター(鹿児島県)から小惑星探査機「はやぶさ2」を打ち上げました。

当初は11月30日に打ち上げを予定していましたが、天候の関係で延期になっていました。当日の種子島宇宙センターの天気は高気圧に覆われ天候は晴れ、風速は北西の風4.3m/sで、気温は約16℃と、雲はあるものの穏やかな天気だったようです。

打ち上げの107秒後にH-IIAロケット26号機の2本の固体ロケットブースターが切り離され、4分10秒後に探査機を保護するためのカバーである衛星フェアリングの分離が実施され、その後、午後3時すぎ、「はやぶさ2」を分離して予定の軌道に投入し、打ち上げは成功しました。

「はやぶさ2」は、小惑星イトカワから微粒子を持ち帰った「はやぶさ」の後継機で、有機物や水があると言われている小惑星「1999JU3」を目指している、と一言でいってしまいましたが、「はやぶさ2」の旅路は、往復がなんと52億4000万km、2018年に到達し、岩石や砂を採取して、東京オリンピックが開催される2020年末に帰還する6年間にもおよぶ壮大な宇宙の旅です。

その成果は生命の起源、太陽系の誕生や進化の謎の解明に役立つと期待されています。

「はやぶさ2」は、初代はやぶさから進化し、より故障しにくく改良が施されているようです。例えば外見では円形のアンテナを2つにし、観測データをより効率よく送信できるようにしたり、太陽電池パネルの改良、また機体の底面には衝突装置を新たに設け小惑星に人工のクレーターをつくり、その人工クレーター内の石や砂を採取する予定だそうです。

また機体内部でも、機体の姿勢制御をするリアクションホイールを3個から4個に増やし安定性を高めたり、イオンエンジン(NEC開発)の耐久性や推進力を向上させたりし、故障しにくい探査機になっているようです。

今回の「はやぶさ2」打ち上げ成功は、世界に対して日本企業の先端技術力を示す絶好の機会となりました。

以前、はやぶさ1号機が宇宙で活躍する姿を渋谷のプラネタリュームで鑑賞しましたが、夢とロマンを感じさせるものでした。はやぶさに興味のある皆さんは科学雑誌などをご覧になってはいかがでしょうか。

■半導体と宇宙産業の共通点は?
一方、「はやぶさ2」を打ち上げたH-?Aロケットにも注目しましょう。今回の打ち上げに使われたのはH-?Aロケット26号機で、これまでにこのロケットを使った打ち上げは、今回を含め成功率96%を上回っています。

日本政府は宇宙の利用拡大を進めており、海外から衛星の打ち上げを受注することを目指しています。打ち上げの成功が続けばmade in Japanのロケットへの信頼度が一段と高まり、受注獲得に向け弾みがつくことになるでしょう。

私が経営する井之上パブリックリレーションズは、多くの海外企業とビジネスをご一緒していますが日本企業との違いの1つに、航空宇宙、ミリタリーなどで培った最先端技術を一般消費者向けの民生用分野に落とし込むことで、差別化と高性能、高機能化を実現しビジネスで成功しているケースがかなり多い感じがしています。

これらの分野はどちらかといえば日本が弱い部分かもしれません。しかし政府、民間そしてアカデミックの連携で、海外のケースとは逆に民生機器で培ってきたさまざまな技術と航空、宇宙関連技術を連携することで新しいmade in Japanの技術や製品が生まれてくる可能性は大いにあるのではないでしょうか。

「はやぶさ2」の打ち上げが成功した12月3日から、東京ビッグサイトでは半導体製造装置・材料の展示会「SEMICON Japan 2014」が開催されています。

ムーアの法則に象徴される微細化を追求し続け技術の進歩を果たす半導体分野、そして一方で往復に6年間もかかる壮大な宇宙をめぐる技術開発分野である航空・宇宙分野。

全く異なる分野かもしれませんが、私には不思議に共通点を感じるのです。それは“挑戦”です。

いま閉塞した日本に必要なのは挑戦することではないかと改めて痛感した、ロケット打ち上げのまばゆいばかりの閃光でした。

投稿者 Inoue: 20:04 | トラックバック