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2019年01月21日

「CES 2019」レポート、AI、5G、IoTなど最先端技術が身近なものに
〜世界規模でのビジネスマッチングの場に変貌?

皆さんこんにちは井之上喬です。
暦の上では大寒も過ぎ年間でも一番寒さが厳しくなる時期、インフルエンザが流行しているようですが、外から戻ったら手洗い、うがいを励行しましょう。

今回のブログでは、毎年恒例になっている「CES」についてレポートしたいと思います。
井之上パブリックリレーションズは、CESの主催団体であるCTA(Consumer Technology Association)と連携し、以前から日本市場におけるパブリック・リレーションズ(PR)活動支援を行っています。

■世界最大規模の民生技術見本市として拡大
今回の「CES 2019」でも年明け早々、弊社のチームが現地に出張し日本から取材にいらしたメディア、アナリストの皆さんのサポートを行いました。

今年のCES、そしてコンシューマー・テクノロジーの動向についてチームメンバーの感想を含め報告します。

世界最大の家電技術見本市である「CES 2019」は、米国ラスベガス現地時間の1月8日から11日まで開催。全世界から4500社以上の企業が出展し、会期中には18万人以上が来場したとみられています。

出展社数、来場者数は前年並みとみられていますが、会場のスペースがほぼフルキャパ状態であること、米中貿易摩擦の影響で中国からの出展、来場者が減少していることを考慮すれば、世界最大規模の民生技術見本市として定着しているといえます。

今年のCESにかかわるキーワードは、AIIoT5G8K、MaaS、自動運転、ロボティクスなど。目新しい技術こそなかったものの、我々を取り巻くこれらの民生関係の最先端技術が一堂に会し、拡大基調にあるCESの勢いにインパクトを与える展示内容だったようです。

開幕前日には記者会見がパラレル・トラック方式で各社45分行われ、トヨタ自動車、BYTON(中国)、LG電子、パナソニック、サムソン電子、Intel、Qualcomm、NVIDIA、BOSCHなどが新技術や新製品の発表を行っていました。そして注目の基調講演には、皆さんも様々な報道でご覧になったように、LG電子、IBM、Verizon、AMDなどの幹部クラスも登壇していたようです。

■スタートアップも含め日本企業の存在を世界に発信しよう
井之上パブリックリレーションズのチームメンバーによると、展示自体に画期的な大きな目玉はなかったようです。しかし5G、AI、IoTなどの最先端技術が、ITインフラの飛躍的な向上により我々の身近なものになり、これからはそれらの最先端技術を融合させた様々な革新的なサービスをいかに早く市場に投入するか、会場が様々な企業間のコラボレーション、ビジネスマッチングの機会の場になっているとしています。

その中心がベンチャー企業などで出展する「Eureka Park」です。2012年にスタートしたこの展示スペースは年々出展者が増加しているそうで、2019年は2年前の倍の1200社まで拡大、多くの来場者が様々な新しい技術、サービスに触れ開発者との交流も活発だったそうです。

中でもフランスからは約400社が「FRENCH TECH」の旗のもと出展し、会場の注目を集めていました。

日本に関しては、従来JETROが出展スペースを確保し日本の新興企業の紹介を行ってきましたが、今回は経済産業省が推進するスタートアップ企業育成支援プログラム「J-Startup」認定企業をはじめ約20社が出展していたようですが、すぐ近くには別の団体による「Japan TECH」での日本企業の出展もあり、会場自体は賑わっていたものの残念ながら「オールジャパン」としての世界への情報発信視点ではフランスなどに大きく水をあけられている感が強かったようです。

CES 2019には、経済産業大臣が現職大臣としては初めて視察に訪れましたが、我々のようなパブリック・リレーションズ(PR)の専門家からすると、事前そして現地でのメディア・リレーションズは満足できるものではなかったようで、今後も世界に向けて日本のベンチャー企業を紹介していこうとするなら、戦略的なパブリック・リレーションズ(PR)が不可欠だと強く感じたようです。

消費者周りの製品、技術の展示会としては、「CES」そして9月にドイツで開催される「IFA」、そして10月の日本の「CEATEC」が世界3大イベントに位置付けられています。

かつて家電王国といわれた日本の面影は今はありませんが、ITを活用した新しい革新的なサービス、技術を我々の身近で実現するために日本企業が果たす役割は今後も大きいと感じています。

CES 2019の報告を受けて、規模の大小、歴史の長短などにかかわらず個々の日本企業がいかに戦略的に世界に向けて情報発信していくのか、ヒト、モノ、カネそして情報が瞬時に世界を駆け巡る「ハイパーグローバリゼーション」の今こそ重要になっているとの思いを強くしました。

投稿者 Inoue: 16:35

2019年01月07日

明けましておめでとうございます!
〜混迷の時こそパブリック・リレーションズ(PR)に解が

新年明けましておめでとうございます、井之上喬です。
皆さん、どのような新年を迎えられましたか?

私はといえば、年末の12月29日から1月6日まで9日間お休みをいただきました。今日から仕事が始まりますが、新たな気持ちで2019年をスタートしたいと思っています。

今年の干支は十二支の中でも最後の年、亥(いのしし)年。ネットサーフィンしてみると亥年についてこんな説明がありました。植物の一生で考えると、戌年で実った果実が種子となり、エネルギーを蓄えて次の世代へと向かう準備をするという意味の年だそうです。

また、動物の猪(いのしし)のイメージから、猪突猛進的な性質から勇気と冒険の象徴ともされています。

4月には、平成天皇の退位により新元号が制定(5月1日)されますが、新天皇の時代に私たちはどのような社会を望むのか、一人ひとりが自らの問題として考え行動することが求められます。

そんな亥年のスタートは、熊本地方での震度6弱の地震、経済面では米国アップルの業績下方修正を引き金とする株価の下落と円高ドル安と波乱の幕開けとなりました。

■民主主義を如何に守るか?
世界情勢を見ると、政治面ではポピュリズムが台頭し米政権に見られるように自国ファーストによる分断の流れが進み、ローバル化を反転させる動きすらあります。

経済面でも米中経済摩擦の深刻化、先進国と新興国との経済格差の拡大にとどまらず、フランスやイギリスなどの先進国においても国内の貧富の差が広がり深刻な内政問題として政府はその対処に苦慮しています。

世界は人類が共通で抱える問題、地球温暖化問題、核拡散問題、またGAF(グーグル、アマゾン、フェースブック、アップル)によるデーターのプラットフォーム化と情報の独占、ハッキング問題や中国通信機器メーカーへの対応、シリア、イランなど中東の安定化、EU移民問題など、実に多くの問題を抱えています。とりわけ国際交渉においては各国指導者の言動は先鋭化し、民主主義の崩壊をも予兆させる場面もみられます。

第2次大戦から72年、何千万人の血の犠牲の上に勝ち取った民主主義。戦争体験世代がいなくなりつつあるいま、世界は戦争の恐ろしさを忘れたかのように、互いを挑発しあっています。いま人類には、核の時代、この小さな地球体の中で、どのように隣人と関わり、良好な関係構築を通して共生していくのかが問われています。

私たちは一つ間違えれば大混乱に陥る世界情勢の真っただ中にいるといえますが、世界を生かすも殺すも政治次第です。

国内に目を向けると、7月の参議院議員選挙が状況次第では衆参ダブル選挙になる予測も報じられていますが、巨視的な視座を持ち民主主義を守り抜くことができる有能な政治家が多く必要とされています。

■混迷の時こそパブリック・リレーションズ(PR)
このような混迷の時こそ、国や企業、さまざまな組織体そして個人と、それを取り巻くマルチステークホルダーとの良好な関係構築活動(リレーションシップ・マネジメント)であるパブリック・リレーションズ(PR)が重要となるのは言うまでもありません。

そしてパブリック・リレーションズ(PR)の根幹をなすのが、私が以前から提唱している「倫理観」、「双方向性コミュニケーション」そして「自己修正」の3つの概念です。これまでの長年の知見と実践から、この3つの概念をさまざまな目的・目標の達成のために利することで、難しい課題解決の解が見えてくるものと確信しています。

目を日本に向けると、世界が抱える共通の課題とは別に日本は多くの課題を抱えています。少子化と高齢化社会、格差と貧困、地方の衰退、外国人労働者受け
入れ拡大、原発・エネルギー、教育改革、破綻的国家財政、対中・対韓関係の改善、続発する企業・組織体の不祥事など枚挙にいとまがありません。

こうした状況を正面から取り組み解決していくためには、前述した目的達成のために様々なステークホルダーとのリレーションシップ・マネジメントを主体とするパブリック・リレーションズの活用と、その人材育成が喫緊の課題となっています。井之上パブリックリレーションズは、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年に設立50周年を迎えます。

世界的な視点をもって、質の高いパブリック・リレーションズ(PR)を継続し、企業理念である「パブリック・リレーションズを通し、より良い世界を実現する」という社会性の強い仕事を遂行、一人でも多くの皆さんに理解していただけるよう、亥年にふさわしく猛進してまいりたいと存じます。

2019年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
井之上喬

投稿者 Inoue: 10:42