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2018年11月12日

インフルエンザ、今年も既に流行の兆し
〜国内メーカーが世界最速のワクチン製造技術を開発

皆さんこんにちは、井之上喬です。

今年も既にインフルエンザ流行の兆しがあり、東京都や大阪府などの大都市で休校や学級閉鎖が出ているようです。インフルエンザは例年、11月下旬頃から大きく増加し、2月頃にピークとなるといいます。昨季は推計患者数が2230万人を超え、99年の統計開始以来最多となった年でした。

■世界的に流行する「パンデミック」
インフルエンザは世界的に流行する「パンデミック」が過去に何度か発生しました。パンデミックとは、感染症の全国的・世界的な大流行をいうようで、爆発感染などとも表現されています。古くは、14世紀のヨーロッパにおけるペスト(黒死病)、19世紀以降7回にわたって発生したコレラの大流行などが挙げられます。

1918年から広がったスペイン風邪では世界で数千万人の死者が出たといいます。スペインかぜでは、4000万?5000万人、一説によると1億人の死者を出したともいわれています。

68年に発生した香港かぜ(香港インフルエンザ)なども、インフルエンザ・パンデミックに相当します。昨今は、ワクチンが開発されて感染や重症化を抑えられるようになったものの、近年になっても新型ウイルスが生まれていて、その対応に追われているのが、現実だとのこと。

新型インフルエンザウイルスは、動物、特に鳥類のインフルエンザウイルスが、遺伝子の変異などによってヒトの体内でも増殖できるようになり、ヒトからヒトへ効率よく感染するようになったものだそうです。

ほとんどの人類が免疫を持たないため、感染すると爆発的に広がり、健康被害だけでなく、これに伴う社会的影響も甚大なものになるとのこと。

■1?6のフェーズ(警戒段階)
世界保健機関(WHO)では、世界にパンデミックの脅威の深刻さや事前の対策計画の準備の必要性などを知らせるため、動物間に新しい亜型ウイルスの存在が確認された以降、1?6のフェーズ(警戒段階)を設けています。

フェーズ1:ヒト感染のリスクは低い
フェーズ2:ヒト感染のリスクはより高い
フェーズ3:ヒト?ヒト感染は無いか、または極めて限定されている
フェーズ4:ヒト?ヒト感染が増加していることの証拠がある
フェーズ5:かなりの数のヒト?ヒト感染があることの証拠がある
フェーズ6:効率よく持続したヒト?ヒト感染が確立(パンデミック期)

一方、日本経済新聞(11/7朝刊)は感染症を予防するワクチンの製造に約60年ぶりの技術革新が起きようとしていると次のように報じています。

「田辺三菱製薬は早ければ2018年度内に、タバコの葉を使って世界最速の1カ月で製造するインフルエンザワクチンの承認を米国で申請する。従来の6分の1の製造スピードだ。ワクチンは欧米の大手4強が9割近いシェアを占める寡占市場だが、独自技術で切り崩しを図る。」

ワクチンには事前に投与して発症の可能性を減らしたり、発症しても重症化を抑えたりする役割があります。ワクチン製造ではウイルスを培養して増やし、毒性を取り除くための期間として従来は1年以上が必要でした。

1950年代から続く鶏卵を使う手法は特別な環境で飼育した鶏と受精卵を確保しなければならず、1年以上かかるのが難点だったようです。

田辺三菱が開発したタバコの葉を使う手法は、流行するウイルス型と同じ遺伝子をタバコの葉の組織に組み込み、生育後にワクチン成分を抽出。米国で18年度中にも製造販売の承認を申請する見込みで、19年度の実用化をめざすとのこと。

TPCマーケティングリサーチによると、日米欧のワクチンの市場規模は2兆3000億円と成長が続いています。インフルエンザはそのうち3600億円程度だそうですが、世界的な大流行(パンデミック)が起きると市場はたちまち2?3倍に膨れあがるといいます。

日本政府はパンデミックに備えて非常用ワクチンを備蓄しており、有効期限は1年程度。期限が切れると廃棄することになります。

09年に新型インフルが流行した際に緊急輸入したワクチンもほとんどを廃棄したそうです。需要に合わせて量産できる体制が整えばコスト減につながり、田辺三菱の開発は各関係方面からの期待を集めています。

日頃から外出や人に会うことの多い、パブリック・リレーションズ(PR)パーソンにとって、インフルエンザは大敵です。

インフルエンザの予防には流行前のワクチンの接種が効果的です。手に付いたウイルスを取り除くためには、石けんを用いた手洗い、アルコールによる消毒、他にもうがい、マスクの着用、体調や適切な湿度管理など気をつけましょう。

投稿者 Inoue: 13:55

2018年11月01日

11月1日は「本の日」、あなたは本屋が好きですか
〜本屋さんに出かけてみてはいかが

皆さんこんにちは井之上喬です。

ちらほらと初雪の便りが届く季節になりましたね。

私は現在アジア中東を旅していますが、こちらはさしずめ日本の夏でひきかけていた風邪も治ってしまいました。

日本もこれから急に寒くなったりしますので、体調管理には留意され紅葉の秋をご満喫ください。

■減少続く本屋の数
2018年から11月1日が「本の日」に制定されたのをご存知でしょうか。
本棚に並ぶ本を見立てて(111)11月1日に指定したそうです。なるほど。「本の日実行委員会」のホームページ  https://honnohi.com/page-26/ もご参照ください。

全国の本屋さん(今日は書店ではなく本屋さんに統一します)それぞれが、お客様に喜んでいただけるような企画を考え行いながら本屋に足を運んでいただこうという活動とのこと。これに合わせて、全国の本屋さんでは総額500万円分の図書カードNEXTネットギフトが当たるプレゼント企画「11月1日は本屋へ行こう!キャンペーン」などを11月11日まで実施しています。

ひとりでも多くの人に実際に本屋へ足を運んでもらうためのキャンペーンを新たに展開する背景には、言われて久しい活字離れ、そしてインターネットによる書籍購入の普及など本屋を取り巻く大きな環境の変化があります。

毎日新聞の6月24日朝刊には「止まらない書店数の減少 このままでは寂しすぎる」とする社説が載っていました。記事を一部紹介しますと「手に取って本を選べる、街の中の「リアル書店」がどんどん姿を消している」から始まり、東京・六本木の青山ブックセンターや東京・代々木上原駅前で約40年間愛された「幸福書房」の閉店など特徴ある本屋の閉店を惜しむ話題が取り上げられていました。

また、厳しい本屋の経営環境を示すデータとして「1996年をピークに長く続く出版不況のなか、書店を取り巻く環境は厳しさを増している。書店調査会社アルメディアによると、今年5月1日現在の全国の書店数は、前年比500店減の1万2026店。10年前に比べ3割近い減少だ」とも触れています。

本屋に入って、ノスタルジーを感じるのは私だけではないと思いますが、減少を食い止めるためにできるだけ足を運びたいと思います。

■デジタル一辺倒からの変化も?
一方で電子出版市場の成長、そして「ネット書店」の隆盛の実態を上げながらも以下のような心情を述べています。「仕事や学校帰りに、ふらっと立ち寄った書店で、何気なく手にした本との幸福な出合いを経験した人は少なくないだろう。うんちくたっぷりの店主との会話を楽しむのも、リアル書店ならではの充実した時間だ。書店がもたらすのは、そうした暮らしの潤いだ」私も大きくうなずいた。

そして「米国では「デジタル疲れ」などで電子書籍の販売額が減り、紙の本の売り上げが回復しているという。発想とセンス次第で、リアル書店の活路はまだまだあるはずだ。」とも触れています。

実際日本でも経済情報をベースに世界規模で新たなメディア展開をしているNewsPicksが100万部を超す書籍を連発したり、デジタルオンリーと思われがちな企業のオウンドメディアで紙の雑誌タイプの動きが出てきたり、紙の本の良さ、楽しさを見直す動きも出てきているように感じます。

本屋は本を売るだけではなく、作品、作品の世界観、作家と読者を結ぶ空間であると思います。

私自身も今年は、パブリック・リレーションズの英語本をロンドンから出版したり、子供向けのパブリック・リレーションズの絵本「なかなおり」の監修をしたりしましたが、原稿を書いているときにイメージするのはデジタル本ではなく温かみのある紙の書籍です。

パブリック・リレーションズ(PR)の職業柄、様々な情報を肌で実際に感じるのに本屋さんは私にとって必要な場所ですし、本屋さんは個人的にはとても落ち着いて好きな空間の一つです。

「スマホを捨て、本屋に出かけよう」そしてお気に入りの1冊を見つけて秋の夜長を過ごすのはいかがでしょうか。

投稿者 Inoue: 10:00