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2017年06月12日

国税庁によるお酒の安売り規制強化がスタート
〜“町の酒屋さん”の救いになるか?

皆さんこんにちは、井之上 喬です。

気象庁は先週(6/7)、四国、中国、近畿、東海、関東甲信地方が一斉に「梅雨入りしたとみられる」と発表しました。関東甲信は、昨年より2日遅い梅雨入りだそうです。

昨年、関東以北は7月29日頃に梅雨明けしたようです。これから鬱陶しい日々が続きますが、体調管理などには十分ご留意ください。

■ビールが1割程度値上がり
国税庁によるお酒の安売り規制強化が6月1日から始まりましたね。これは昨年6月3日に公布された改正酒税法に基づいたもので、採算を度外視するような過度な安売り業者に対し、酒類販売免許の取り消しなど厳しい処分を規定しています。

これには大手スーパーやディスカウント店の安値攻勢で苦しむ“町の酒屋さん”を救う狙いもあるようです。

これまでの安売りの背景には、ビール各社がスーパーなど量販店に対して支払われてきた販売奨励金(リベート)があったようですが、小売り各社はこの奨励金などを原資に赤字覚悟でビールを「目玉商品」として安く売り、集客を図っていたとのことです。

アサヒビールが発表した5月のビール類(発泡酒と第3のビールを含む)販売数量は、前年同月比で16%増加。6月のお酒の安売り規制強化を控えた駆け込み需要により、大幅に伸びたようです。同様にサッポロビールの5月の販売数量も9%増加。

規制強化から1週間経過した段階では、スーパーや量販店では安売りの“目玉商品”としていたビール類が1割程度値上がりしたといいます。

流通業界に詳しい日本経済大学の西村尚純教授は、消費者の節約志向は根強く駆け込み需要の反動減からのビール需要回復が遅れる可能性があると指摘しています。(6/8産経ニュース)

■多様化するノンアル飲料
これまで私のブログの中でノンアルコール(ノンアル)飲料について何度か触れてきました。昨年3月31日のブログでは、「ノンアル市場が大きく伸びたきっかけは、アサヒビールの『ドライゼロ』などが発売された2012年からといわれ、その後も着実に成長を続け、ビール飲料の出荷量が11年連続で減少しているのと対照的な結果・・・」と記しています。

ノンアル飲料は、もちろん「ビール」だけではありません。カクテルや清酒風味の商品も相次いで登場し、ノンアル飲料市場を広げているといいます。

サントリースピリッツの「のんある気分」には、レモンやグレープフルーツ、カシスオレンジなど9種類の定番商品があります。今年4月からは、青リンゴや白桃など果汁を使った期間限定商品も登場。いずれもカロリー・糖質が「ゼロ」で、女性を中心に人気だそうです。

また、サントリーは、昨年以降、仕事中のサラリーマンらが飲めるようにオフィス向けのノンアルビール専用自販機の設置を進め、需要の掘り起こしを図っているとのこと。

チョーヤ梅酒の「酔わないウメッシュ」は、和歌山産「南高梅」を使用。爽やかな香りを引き出した梅酒風味のノンアル飲料。月桂冠は2015年から、日本酒独特の奥深い香りや味を引き出したノンアルコールの「月桂冠NEWフリー」を販売しているようです。

ベビー用品チェーン「赤ちゃん本舗」は、多くの店舗で、妊娠や出産後の授乳期でアルコールを飲めない女性向けにノンアル飲料の販売コーナーを設けるといった異業種の動きもでてきているといいます。

こうしたノンアル飲料の新製品の登場や販路の多様化、異業種からの市場参入といった要因に加え、酒離れや健康志向の高まりを背景にノンアル市場は今後も伸長していくと見られています。

私の経営する会社(井之上パブリックリレーションズ)の新オフィスのテラスには、バーカウンターを設置し、仕事のあとのリラクゼーションでアルコールも提供していますが、このところノンアル飲料の人気が高まっているようです。

また車通勤していることもあり、日頃からノンアルビールにお世話になっています。ノンアル飲料の多様化は、私にとっても楽しみなことです。

投稿者 Inoue: 2017年6月12日 13:32