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2012年12月24日

今年もメリー・クリスマス!
?馬小屋の中で

皆さんお元気ですか、井之上喬です。

今年もクリスマスがやってきました。2000年前にユダヤのベツレヘムで一人の幼子が生まれました。神の子イエス・キリストの誕生です。

イエスの生まれたところが馬小屋の中であったことはいまや世界中の人が知っていますが、「馬小屋」とは単に場所を指すだけではなく、人間の心にある、欲望や怒り、憎しみなどをも表していると思います。

そのように考えるとき、貧しく汚れのない、無力で何もできない幼子イエスが私たちと共にいてくださることに、大きな慰みを得ることができます。

この時期、街を見渡すと、華やかなイルミネーションや大切な誰かに贈るそれぞれの想いを込めたプレゼント、また家族や恋人たちが食卓を共にするロマンチックなクリスマスの光景が自然と目に入ります。

今の世界を見るとき「馬小屋」は私たちのすぐ近くにも多くみられると私は思います。

そして今年も、私の馬小屋に幼子イエスが生まれようとしてくださっています。

神の御子、幼子イエス・キリストのご降誕の恵みが、皆さんと皆さんのご家族の上に、また皆さんの愛するすべての人の上に豊かにありますように。

メリー・クリスマス。


今年も1年間井之上ブログをご愛読いただき誠にありがとうございました。(新春は1月7日発行となります)


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井之上喬著「パブリックリレーションズ」(2006年3月、日本評論社刊)は、おかげさまで2012年5月30日付で第6刷が発刊されました。ご愛読ありがとうございます。

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投稿者 Inoue: 13:42 | トラックバック

2012年12月19日

ある企業に見る東日本大震災被災地でのCSR活動
?被災地に継続的な支援を

皆さんこんにちは井之上 喬です。

衆議院選挙も終わり、師走も残すところ10日少し。これからクリスマスや仕事納め、そして年末年始と何かと気忙しいですね。年賀状や新しい手帳など、2013年に向けての準備も怠りなく進めたいものです。

今回はある企業のCSR(企業の社会的責任)活動に触れたいと思います。その企業は、フォーチュン誌の最も尊敬される製薬企業ランキングで2011年、2012年とナンバー1にランキングされている、スイスに本社があるノバルティスです。

その日本法人ノバルティス ファーマ株式会社(三谷宏幸社長)は、社員が参加型を中心にさまざまなCSR活動を日本で展開していますが、なかでも東日本大震災で被災した東北地方での幅広い支援活動が注目されています。

今回は福島県浜通りの小・中学校での音楽教育支援活動をご紹介します。なお、東日本大震災による被災地への支援については、同社のホームページを参照ください。

■N響メンバーなどによる現地特別演奏
被災地域における小・中学校での音楽教育支援活動は昨年2011年にスタートし、福島県いわき市内の小学校3校で実施されました。

これは震災前の2010年から患者さんとその家族に本格的なクラシックコンサートを楽しんでもらうことを目的にしてNHK交響楽団に委嘱して行われている「ノバルティス クラシック スペシャル」の一環として開催されたものです。

今年も引き続き福島県浜通りの広野町、楢葉町、南相馬市の小・中学校を対象に「ノバルティス クラシック スペシャル in 福島」として11月と12月にかけて実施しています。

私の経営する井之上パブリックリレーションズは、現場でのメディアの方々の対応を中心にこのCSR活動をPRの立場からサポートしていますが、現地に出向いた社員の感想をお伝えします。

今年もN響主席チェロリストの木越 洋(きごし・よう)氏が率いるハープと弦楽合奏7名のアンサンブルユニットが演奏。

児童・生徒さんの目の前で「エルガーの愛のあいさつ」などクラシックの名曲や、「川の流れのように」、「いい日旅立ち」など馴染みのある歌謡曲の演奏に加え、各校の校歌の演奏や合唱も織り込み、会場の体育館は約1時間室内楽の優しい音色に包まれた、非常に暖かい雰囲気だったようです。

取材した地元のメディアも記事の中で「被災地を思う優しい音色が会場を包んだ」(福島民友12月12日)と表現しています。

今年は事故を起こした福島第1原発を挟む南と北の小・中学校で12月10日と11日に開催しましたが、10日の会場であるいわき市から次の日の南相馬市まで移動するのに原発周辺を迂回しなければならず、雪の影響もあり移動には4時間以上かかったようです。

■第1原発北側では最も近い学校で
12月11日にコンサートが開催された南相馬市立大甕小は、福島第1原発の北側では最も原発に近い場所で教育活動を行っている学校だそうです。

この大甕(おおみか)小を訪れた弊社社員は、校庭にある震災で亡くなった児童へのメッセージを刻んだ石碑、台座を残して壊れたままの銅像、そしてLED表示が故障したまま設置されている校庭の放射線測定器(写真)に大きな衝撃を受けたようです。

今回の衆議院選挙の争点からも疎外された被災地。やわらかい雰囲気に包まれたコンサートからの帰路、震災から2年が経とうとしているのに被災地の復興は一向に進んでいないことに強い義憤を感じたといいます。

被災地では日ごとに支援の手が少なくなっているようで、復興には政府は言うまでもなく多くの企業やボランティアなど日本中からの支援が必要だと強く感じたようです。

ノバルティスの企業目的は「人々の命と健康に貢献すること」。同社のCSR活動を見ると事業を通して社会に貢献する、というCSR活動の本来の目的に沿った形で展開できている良い例だと評価できます。

コーポレートPRの中でもCSR活動はますます重要になってきています。

特に今後グローバル化が企業継続の大きなテーマになっている日本企業にとっては、より重要な経営課題になっていると思います。

事業に根付いたCSR活動の継続実行と共に、そうした活動をきちんと情報発信していくことは不可欠なことです。

そのためにはパブリック・リレーションズ(PR)の役割がこれまで以上に求められます。

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投稿者 Inoue: 12:49 | トラックバック

2012年12月12日

それでも私は投票にいく
?成熟した民主主義国家のためにあなたの一票を

こんにちは井之上 喬です。

野田政権になってから、解散か継続かはっきりしない衆議院がようやく解散となり、選挙戦に突入しました。

周知の通り衆議院は11月16日午後の本会議で解散され、12月4日公示で同16日投開票という日程。

これに先立つ14日、野田首相は自民党安倍総裁との党首討論の中で、衆議院の定数削減を来年の通常国会までに実現することを確約するならば、16日に衆議院を解散してもよいと安倍さんに迫り、野田さんは「近いうちに国民に信を問う」とした約束を果たすことになりました。

安倍さんは党首討論後に、首相提案に協力する姿勢を示したことで政局は一気に衆議院解散の流れとなりました。解散選挙は、2009年7月に当時の麻生太郎政権下で行われて以来。

■「ばか正直解散」か「寄り切り解散」
衆議院が解散するたびに「ナントカ解散」と通称がつき話題になります。最も有名なのが1953年の「バカヤロー解散」。

これは衆議院予算委員会で、当時の吉田茂首相と右派社会党の西村栄一議員との質疑応答中、吉田さんが西村さんに対して「バカヤロー」と暴言を吐いたことがきっかけとなって衆議院が解散されたためといわれています。

「バカヤロー」と書くと大声を出したような印象を与えますが、映像資料には吉田さんが席に着きつつ小さな声で「ばかやろう」とつぶやいた様子しか確認できないようです。

そのつぶやきを偶然マイクが拾い、気づいた西村さんが聞き咎めたために騒ぎが大きくなったというのがどうも真相のようです。

その他にも中曽根政権下の「死んだふり解散」(1986年)、そして小泉政権下の「郵政解散」(2005年)などがよく知られています。今回は、玄葉外相の「ばか正直解散」と公明党山口代表の「寄り切り解散」が挙がっています。

私はどちらかというと、野田さんの小学生時代の通信簿に「正直の上にバカがつく」と書かれ、これを父親から褒められたといったエピソードを背景につけられた玄葉さんの「ばか正直解散」が合っているように思えます。

■ 成熟国家に成長するための道
それにしても、3年前に華々しいマニフェストを掲げて民主党政権が誕生したものの、政権内の乱れや公約の不実行などで民主党は多くの国民に失望を与える結果になりました。

鳩山首相に始まり、菅、野田首相と3人の首相が変わり、自民党政権末期の2006年9月から2009年9月までの安倍、福田、麻生の3首相を加えると実に6年で6人の首相が替わるという事態に国民の失望は極限状態に達していると言えます。

政界再編を暗示させるように、今回の選挙は実に12の政党が選挙戦を争うという前代未聞の状態。外には円高や尖閣、竹島問題、内には東日本大震災の復興の遅れや家電メーカーなどの大企業の業績不振と産業空洞化による失業者増大問題など、日本はさまざまな深刻な問題を抱え、国家の統治能力に緊急警報が発せられています。

12の政党が届け出た4日の第46回衆院選公示では、480の議席を1504人もの候補者で争う混戦模様。

選挙後の政権の枠組みをめぐる連立の駆け引きなども混乱の度を深め、国民にはますます理解不能な選挙戦となっています。各政党の公約の差異もあいまいで、何を基準に誰を選んだらよいか、迷うところです。

私の知人の政治ジャーナリストは、これまで解散を13回、衆議院総選挙を14回経験し、そのたびに、この選挙が明日の日本にとっていかに大事かを書き続けてきたといいます。

その彼が、「掛け値なしにこのたび行われる総選挙は重要」で、「だれを、と考える前に、どの政党が中心になって政権を作ってほしいかを考える」ことが大切とアドバイスを寄せています。

しかし国民の中には、期待した政党から何度も裏切られ「投票する政党がない」あるいは「投票しても何も変わらない」と考えている人が多数いることも否定できません。

先日のタクシーの運転手さんがそうでした。その若い運転手さんは、投票日には誰に投票しますか?という私の問いに対して、「投票したいところがないから選挙には行かない」と疲れ切った表情で答えました。「12も政党があって、何処がやってくれるのかわからない」。

そんな運転手さんに1つだけ質問しました。「今何に一番困っていますか?」と彼が抱える最大の問題について聞いたところ、「収入が少なくて生活が成り立たない」と答えてきたのです。

私は彼に、そうであれば「経済を良くすると主張する候補者や政党に投票したら?」、ともかく「投票にだけは必ず行ったほうがいいですよ」と彼に投票を促し下車しました。車を降りるときその運転手さんは、「何とか頑張ります」とあいまいな返答をして去っていきました。

この運転手さんの言葉が暫く私の頭から離れませんでした。政治に期待して「投票しても何も変わらない」。

政治に裏切られた有権者の喪失感が充満する日本。選挙の投票先を決めてない多くの有権者はいまこんな気持ちなのかもしれません。

しかし、私たち国民が選んだ政治家が機能しないからといって、そこで諦めてしまったら元の木阿弥です。ただ組織票を有する政党を利する結果を招きかねません。成熟した民主主義国家に成長していくために通過しなければならない道なのでしょうか。

政党が乱立し、候補者も絞りにくい今回の選挙戦においてこうした若者の選挙離れや浮動票の拡がりが懸念されています。こうした混迷する政情だからこそ、あなたの一票が大事なのです。投票に行く、棄権しないことが大事です。

パブリック・リレーションズ
(PR)は、目的達成のためのリレーションシップ・マネジメントです。自らの誤りを正し、外部環境を整えながら新しい目標に向かて、さまざまなステークホルダーと戦略的な関係構築活動を行う仕事です。

また、発信情報を整理して、情報を戦略的に伝える機能も持ち合わせています。選挙キャンペーンといえば広告が主体になっていますが、PR手法をダイナミックに選挙キャンペーンに導入することを政党は真剣に考えるべきではないでしょうか。そのためには常日頃からPRがしっかり実践されていなければければなりません。

7日午後5時過ぎ、宮城県三陸沖を震源とする地震があり東北から関東の広い範囲で震度5弱(M7.3)を観測しました。私にはこの地震が、各政党や候補者が「3・11被災地の復興をどう考えているのか?」を問う天の声にも思えました。

さて、16日の投開票では、国民の判断がどのように下されるのでしょうか。日本の未来のために、少しの希望にかけて私も投票所に足を運ぼうと思います。


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投稿者 Inoue: 22:34 | トラックバック

2012年12月03日

グローバルビジネス人材育成を考える
?京都大学経営管理大学院のシンポジウムから

こんにちは井之上 喬です。早くも師走に入り、寒さも一段と厳しさを増してきましたが、皆さんお元気ですか。

先日(11/19)、「グローバルビジネス人材育成を考える」をテーマに京都大学経営管理大学院が主催するシンポジウムが開催されました。会場は、京都大学芝蘭会館の稲盛ホール。

グローバルビジネス人材育成に関してわが国の産・学・官が、グローバル社会における事業活動を新たな次元に引き上げ、その対応力を抜本的に強化するために大学が果たすべき役割、とりわけ経営専門職大学院におけるグローバル人材育成のための課題を議論することを目的としたものでした。

このシンポジウムに私が副会長を務めるグローバルビジネス学会が共催した関係もあって、私はパネルディスカッションのコーディネーターを務めることになりました。

(写真 敬称略:左から澤井、田中、安間、筆者、北山、式部、林の各パネリスト)

■質的変換期を迎えた大学教育
シンポジウムは、京都大学の徳賀芳弘経営管理大学院長の開会挨拶にはじまり、文部科学省の板東久美子高等教育局長による「グローバル人材と大学教育の役割」、国際協力銀行の奥田碩総裁が「グローバル化時代のビジネス」、そして京都大学の森純一国際交流推進機構長が「ナレッジエコノミーと大学のグローバル人材教育」をテーマにそれぞれ基調講演を行いました。

板東さんは、「主体的に学び考え、どんな状況にも対応できる多様な人材育成のため、大学の機能を再構築し、大学教育の質的転換を図るためのガバナンスの充実・強化が不可避だ」と指摘。

奥田さんは、「武士道精神に学び、国際社会で尊敬される正しく強い日本人になれ」と強調。

森さんは、「新しい大学院教育」や「海外大学との協働コース」、「学生の海外派遣」、「産業界との連携」など7つの施策を具体的に提示しました。

次いで私がコーディネーターを務めるパネルディスカッションが始まりました。

■異なった背景をもつ6人のパネリスト
パネリストには各界を代表して、三井住友銀行の北山禎介会長、米州開発銀行 の式部透顧問、JETROの林康夫顧問(元同理事長)、国際協力銀行の安間匡明経営企画部長、三井物産の田中浩一代表取締役常務執行役員、そして京都大学の澤井克紀経営管理大学副院長の6名に参画いただきました。

冒頭はバックグラウンドの異なるパネリストに、グローバル人材の育成に関する課題についてそれぞれの立場で自由なコメントをいただき討議を進めました。

北山さんは、金融業のグローバル人材育成として高度な金融の知識、語学力、文化、宗教に対する理解と内なる国際化への対応が必要であるとし、コミュニケーションのツールとしての英語力やタフで異質な集団を育てるためのプログラムをカリキュラムに入れる必要があると語っています。

式部さんは、政府間国際交渉や国際機関の職員の資質として、英語力、専門知識、相手との信頼関係を構築するために人間力や交渉能力が必要とされ、実務経験をOJT (on the job training)をとおして積み重ねることが重要としています。

林さんは、今後中小企業が世界をリードすると予測し、わが国中小企業のために日本全体で国際ビジネスに対応できる人材ストックが重要となることを強調。大学生には在学中の海外留学が望まれるといった見解が示されました。

安間さんは、ポスト・マージャーの強化や製造業で新興国と厳しい競争に晒されている分野でのマーケティング力の強化を訴えました。新興国との関係では信頼関係の構築が重要であり、とりわけ民間企業への理解が必要とされることを強調。

田中さんは、三井物産では異なる文化、宗教の理解のある人材が欲しいと自社の求める人材像についての考えを示し、同社の通年採用の約40%が外国籍であることを明らかにしています。

経営管理大学院で教鞭も執る澤井教授は、グローバル人材に求められる素養は、教養であるとし、外国人と会話を弾ませる、相手の言動に対する幅広いレスポンスが必要であるとしています。同時に、専門性を一つでも持つことで応用力や人間力をつけることができると指摘しています。

このパネルディスカッションにおける「グローバル人材として求められる要素」は、高度な専門知識と語学力に加え多様な文化や価値観、宗教観に対する理解力や適応力、精神力、コミュニケーション力、ユーモアセンスが挙げられ、また国際交渉を担う人材に対しては、特に実務経験の重要性が強調されました。

これらのスキルを統合し、グローバルなビジネス・シーンで優位性を高めていくためにはパブリック・リレーションズ(PR)の素養をもつことがいかに重要か、基調講演やパネルディスカッションを通して、私は改めて実感しました。

パネルディスカッションの冒頭で私は、グローバル社会の中でパブリック・リレーションズはビジネス遂行するためのインフラストラクチャーであると強調しました。

なぜならば、多様性が求められるグローバルビジネス環境では、自己を主張できる豊な人間力ある人材が求められているからです。パブリック・リレーションズは、目的をスムーズに達成するために必要な、「倫理観」、「双方向性コミュニケーション環境」、そして、必要な際の「自己修正能力」の3つの要件で成立します。これらはグローバルビジネス人材に不可欠な基本要素といえます。ダイバーシティは双方向性環境の中で有効となり、相互理解のない異文化間の衝突は、自らの修正に至らず、国家間の戦争にさえ発展しかねません。

つまり、さまざまなステークホルダー(パブリック)との良好な関係構築づくりを通してリレーションシップ・マネジメントが行なわれなければならないからです。

パネルディスカッションの後には、京都大学経営管理大学院の小林潔司経営研究センター長からの報告「アジアビジネススクール開講によせて」が続き、2013年4月に東京で開講する「アジアビジネス人材育成講座」の概要も紹介されました。

午後1時30分にスタートしたこのシンポジウムは、教育制度の改革や各大学の生き残りをかけたさまざまな試み、経済界や国際社会との協働などについて熱い議論が交わされ、その余熱が残る中で澤井克紀副大学院長の閉会挨拶を最後に6時に終了しました。

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