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2011年10月31日

3冊目の『林檎の樹の下で』
 ?日本のパソコン黎明期を描く歴史書

皆さんこんにちは、井之上喬です。

『林檎の樹の下で』の改訂復刻版がこの10月にオープンブック社より発刊されました。この本は、アップル社の日本進出とマッキントッシュ発表を中心に日本のパーソナルコンピュータの黎明期における数々のエピソードをまとめたノンフィクションです。

著者は私の古い知人の斎藤由多加さんで、私は彼を「アップルの語り部」と勝手に呼んでいます。斎藤さんは大ヒットしたゲームソフト「ザ・タワー」や「シーマン」の作者としても知られる国際的なゲームデザイナー。これまで文化庁メディア芸術祭特別賞や内外で沢山の賞を受賞しています。

『林檎の樹の下で』の最初の発刊はアスキー出版からで1996年の4月でした。出版パーティに招かれ、斎藤さんを交え来賓の武内重親さん(当時アップルジャパン社長)や原田永幸さん(当時アップルジャパンマーケティング部長:現マクドナルド社長)、猪瀬直樹さんなどと談笑したのを覚えています。

次いで2003年10月に毎日コミュニケーションズから復刻版が出ました。この時はわざわざ斎藤さんが私の会社に刷り上がったばかりの本を届けに来てくれました。

今回は六本木のバーを借り切った出版パーティで、斎藤さんはバーテンダーに扮し、楽しげに来客へドリンクサービスしていたとパーティに参加した、私の会社(井之上PR)の常務取締役で当時私と一緒にアップルの仕事をしていた皆見剛から聞きました。

こうしたこともあって、歴代3冊の『林檎の樹の下で』が私の本棚に並ぶこととなりました。

■個人用電算機と呼ばれていた
『林檎の樹の下で』は、アップルが日本に進出する前の1977年から、スティーブ・ジョブズがアップルを追われてNeXT社を設立し、新製品 (NeXTcube) を発表する88年までの約11年間を描いています。さながらアップルに関わるさまざまな人たちの織り成す日米の壮絶なドラマ。

本のページをめくっていくと、ページの数だけ想い出が重なり、あっという間に30年前にタイム・スリップします。

1980年7月2日、アップルと東レの提携発表の記者会見が催されました。この本に、「(前略)36歳になる井之上は、久々の緊張感を噛みしめ時計に目をやった。井之上は本日この記者発表の司会進行を務めることになっている。」と書かれています。

帝国ホテルで行われたこの記念すべき記者会見は、私にとってMC(司会進行)を演じる最初で最後のものでした。

会見には東レからは伊藤昌寿代表取締役副社長(後の社長)、中橋龍一取締役など3名とアップル本社から出席したジーン・カーター副社長とスティーブ・シャンク極東地区営業担当マネジャーの5名が出席。本に載っている記者会見の写真を目にして、当時のことが懐かしく思い出されます。

「東レ、米社と業務提携 個人電算機を発売」。これは記者会見の翌日に掲載された日本経済新聞の見出しです。当時日本国内でのアップル社の知名度は低く、見出しは販売会社の東レを主体に扱い、アップル社を米社としています。

また、この時代にはパーソナルコンピュータという呼称が一般化されておらず、「個人用電算機」と表現されています。こうしたことが、『林檎の樹の下で』が書かれた時代の背景でした。

「ジョン・レノンが自宅前の路上で暗殺された。(中略)その4日後の(1980年)12月12日、奇しくも米国西海岸のヒッピーが創業したコンピューターメーカー、アップルコンピューターが株式公開を果たした。」

株式公開(IPO)のあった午前中、私は会社の仲間(皆見剛)とともにアップル本社を訪問しました。社内ではナスダック上場を祝う社内パーティが開かれていました。

何人もの億万長者が社内から生まれたこともあって、パーティは熱気に包まれていました。ベンチャー・ビジネスにとって大きな目標となる株式上場を果たし、歓喜に沸くシーンを目撃した私も少なからず興奮を覚えたものでした。

この時、スティーブ・ジョブズ氏には会えなかったのですが、もう一人のスティーブ、“ウオズニアック”氏と話す機会がもてました。

アップルが本格的に日本市場を攻略するために、日本法人設立を実現させたのは1983年。

ゴールデン・ウイーク明けの5月8日に「アップルコンピュータジャパン設立記者会見」が開催されました。

この時の写真は本に掲載され、主催者席のアップル・ジャパン福島正也社長とビル・ションフェルド氏と一緒にそこには30年前の私が映っています。

福島さんは大変優れた戦略家でスケールの大きな経営者でした。また、パブリック・リレーションズ(PR)に大変理解のある人で、コミュニケーションと関連する経営や事業面の問題について、どのようなことでも私たちPR専門家のアドバイスを求めてきました。

アップル・ジャパンを立ち上げ、今日の発展の基礎を築いた福島さんもビル・ションフェルドさんも、残念ながら他界してしまっています。彼らがいたら、この『林檎の樹の下で』の改訂復刻版を肴に、どんなにか楽しいお酒が飲めたことでしょうか。

■イノベーションのバトンは若者へ
『林檎の樹の下で』の著者の斎藤さんは、10月7日付の後書き―さようなら、スティーブ・ジョブズで「ジョブズという人物についての説明に、当時のようにページを費やす必要がまるでないのだ。スティーブ・ジョブズという存在をごく普通の若者が知る時代なのである。」と記しています。

そして、「アップルはかつて“アップルコンピューター”という名だったことも、同社がWindowsに押され死の淵にいたことも、マックがかつては“マッキントッシュ”という名前だったことも、彼らは知らない。彼らにとってアップルやマックとはDCブランドであり、ライフスタイルの一部なのだ。

そんないまのアップルファンのために、他界してしまったスティーブ・ジョブズ氏と、そして彼を取り巻く多くの関係者が辿ってきた歴史を残すこと―それが本書復刊の理由だ。」と述べています。

10月10日号のブログで、私は急逝したアップルの前CEOスティーブ・ジョブズ氏を採り上げ、2005年にスタンフォード大学の卒業式で行った彼の感動的なスピーチに触れました。

ジョブズ氏はその中で「死はおそらく生物にとって最高の発明です。それは古いものを除き、新しいもののための道を開いてくれる変革の担い手です」と語っています。

56年の生涯を駆け抜けたジョブズ氏をはじめ、パソコンという新たな時代を切り開く文明の利器の普及に尽力した多くの先駆者の方々から、イノベーションのバトンがこのブログの若い読者である皆さんに引き継がれていくことでしょう。

ITの未来が人類にとって望ましいものとなることを期待します。

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■参加費:6,000円(税込)


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投稿者 Inoue: 09:47 | トラックバック

2011年10月24日

充実の秋をお過ごしですか
 ?読書の秋も電子書籍化?

こんにちは井之上喬です。

神無月も残すところ1週間になり秋本番と言ったところでしょうか。
食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋、読書の秋・・・皆さんはどのように今年の秋を過ごしていますか。

駅の案内などを見ても紅葉の名所へ誘うようなポスターが目につきます。東京近辺では箱根、日光、奥多摩、谷川岳などなど多くの紅葉の名所があります。みなさんの身近なところにも、ある瞬間、目にもまぶしい紅葉を見られるスポットがあるかもしれませんね。いつもと違う目線で少し周りの景色に気を配ってみてはどうでしょうか。

山登りが好きな友人の話しを紹介します。

北アルプスに登るのが特に好きだそうですが、「学生のときは穂高岳に初雪が降った、というニュースを聞いてその日の夜行列車に乗って紅葉を見に穂高に出かけることを何年か続けた」とのこと。

その理由は、前穂高岳、奥穂高岳、北穂高岳に囲まれた涸沢カールでのナナカマドの燃えるような赤とダケカンバの黄色、そして緑の葉が織りなすべストの紅葉の風景に出合うためだそうです。友人によれば世界一の紅葉だ、とのことです。

それにしても衝動に駆られ、すぐ現地に見に行くような場所を持っている人はうらやましい限りです。

■秋の夜長には読書
あまり遠出ができない我々にとって、身近な秋の1つに読書の秋があります。今あなたはどんな本を読んでいますか?

トーハンの発表による2011年上半期べストセラー総合は、1位が「謎解きはディナーのあとで」(東川篤哉)、2位が「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(岩崎夏海)、3位が「KAGEROU」(齋藤智裕)、また4位が「老いの才覚」(曽野綾子)、5位が「くじけないで」(柴田トヨ)。

以下、「モンスターハンターポータブル 3rd PSP版スタートダッシュブック カプコン公認」(Vジャンプ編集部)、「モンスターハンターポータブル 3rd ザ・マスターガイド」(電撃PlayStation編集部)、「心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣」(長谷部誠)、「救世の法 信仰と未来社会」(大川隆法)、「モンスターハンターポータブル 3rd 公式ガイドブック」(ファミ通書籍編集部)が10位までの顔ぶれとなっています。

11位から20位までには、「バムとケロのもりのこや」(島田ゆか)、「9割がバイトでも最高のスタッフに育つディズニーの教え方」(福島文二郎)、「伝える力『話す』『書く』『聞く』能力が仕事を変える!」(池上彰)、「放課後はミステリーとともに」(東川篤哉)、「デフレの正体 ――経済は『人口の波』で動く」(藻谷浩介)、「日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか」(竹田恒泰)などがランクされています。

あなたのお気に入りの1冊はありましたか?

我々の世代にとって本とは、非常に大切な存在でした。お気に入りのカバーや栞を使い、1冊1冊に込められたメッセージと真剣に対峙したような気がします。今の皆さんはどのように読書を楽しんでいるのでしょうか。

■電子書籍が本格化
ところで皆さん毎日の通勤電車の車内を思い浮かべてみてください。これまではラッシュアワーの狭い空間で新聞を畳みながら記事に目をやる人が多かったですが、今は沢山の人が携帯電話やスマートフォンを器用に操作しながら情報を得ています。

10月20日の日本経済新聞朝刊の1面トップ記事の見出しは『アマゾン、日本で電子書籍』。インターネット通販で世界トップの米国アマゾン・ドット・コムが年内にも日本語の電子書籍を購入できるWebサイトを開設、日本でも電子書籍市場が本格的に立ち上がるだろうとの記事でした。

アマゾン・ドット・コムはPHP研究所をはじめとし小学館、集英社などの出版大手と提携することで電子書籍事業参入を考えているようです。

日本でも電子書籍配信サイトはあります。ソニーが運営するReader Store(コンテンツ数2万8000点以上)、紀伊国屋書店のBook Web Plus(同2万点)、大日本印刷、NTTドコモなどのhonto(同5万点)、シャープのガラパゴスストア(同3万6000点)、楽天のRaboo(同2万点)、凸版印刷、インテルのBookLive!(同3万5000点)など。

書籍のインターネット通販で国内での実績を持っているアマゾンの日本で進出は、市場の拡大と同時に一気に電子書籍ビジネス業界は生き残りをかけた競争の時代に突入するとみられています。

市場拡大の大きな要因には、電子書籍データを取り込む端末の多様化も見逃せません。アマゾンは自社の端末「キンドル」を投入するほか、ソニー、パナソニック、シャープなども専用の端末を出していますが、電子書籍普及のカギはiPhoneやアンドロイドなどのスマートフォンが握っていると考えられます。

電子書籍化に保守的であった日本の出版界も、従来のコミックだけでなく文芸書やビジネス書、そして新刊を電子書籍化するなど、紙から電子出版への移行は避けられないと覚悟を決めたようです。

また、新聞社や雑誌社も紙からオンラインへの移行が急速に進んでおり、PRの現場での情報発信の方法も大きく様変わりしています。

パブリック・リレーションズ(PR)においてはメディアの果たす役割は非常に大きく、伝えたいメッセージを新聞や雑誌、テレビ、書籍、インターネットなどを通し最終的な受け手に的確に発信していくことが重要です。

特に若い人たちの間では当たり前になっている電子情報。この大きな波に乗り遅れないようにPRパーソンとしての感性を研ぎ澄ましたいところです。

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投稿者 Inoue: 11:20 | トラックバック

2011年10月17日

技能五輪に見る若き技能後継者の「モノづくり力」
 ?金メダル数が海外大会では40年ぶりの2桁

皆さんこんにちは井之上喬です。

今回は「技能五輪」についてお話します。皆さんは「技能五輪」についてどのぐらいご存知ですか?

技能五輪は、モノづくりで日本経済が驚異的な成長を遂げていた私の中学・高校時代、日本人参加者の活躍がTVや新聞で大きく報道されるなど、国民的関心事でした。

「技能五輪」とか「技能オリンピック」とか呼ばれるこの国際技能競技大会(World Skills Competition)の第1回大会が催されたのは1950年。スペインの若手技能労働者から声が挙がり、隣国のポルトガルが受ける形で両国からそれぞれ12人の選手が集い、技能を競ったことに始まるとされています。

その後、参加国も出場選手も増加し、若い技能労働者(参加資格は一部職種を除き22歳以下)の祭典として発展していきます。1979年のコーク(アイルランド)大会以降は、ほぼ2年に一度開催され、単に技能を競うばかりでなく、参加国の職業訓練の振興と参加者の国際親善・交流の役割も果たしてきました。

■「メード・イン・ジャパン」を世界に
日本が参加したのは1962年のバルセロナ(スペイン)大会から。その時はスペインに次いで国・地域別の金メダル獲得数で2位の成績でした。その後、9大会(1963年?1971年)連続で金メダル獲得数1位に輝き「メード・イン・ジャパン」を世界に知らしめました。

これまで「技能五輪」は、日本でも1970年(東京)、1985年(大阪)と2007年(静岡)の3回開催されています。

今年、第41回技能五輪国際大会は英国ロンドンを会場に51の国や地域から約1000人が参加し10月5日から4日間の日程で46の競技が行われました。

日本選手団は39職種に44人の選手を派遣。日本は従来から得意とする「メカトロニクス」や「CNC旋盤」といった機械・製造分野だけでなく「ITネットワーク管理」などの競技職種で金メダル11個を獲得し、前回大会(2009年カナダ・カルガリー)の6個を大きく上回り、モノづくり日本の底力を世界に示したのです。

海外大会で日本が2桁の金メダルを獲得したのは1971年のマドリッド(スペイン)大会以来40年ぶりの快挙でした。

今回第1位となったのは韓国で13個の金メダルを獲得。韓国にとっては17回目のトップの座となります。

こうした成果に李明博(イ・ミョンバク)大統領が祝福のコメントを発表したり、入賞者には賞金と勲章が授与され、国家技術資格試験や兵役なども免除されるなど、国を挙げた支援と無関係ではないようです。

またこれまで上位にランクされていないブラジルが4位に急浮上。中国が初参加でいきなり銀メダルを獲得するなど、韓国ばかりでなく新興国がモノづくりの人材育成を国策として取り組む姿勢が印象づけられる大会でもあったようです。

■技術立国に不可欠な技能の継承
東日本大震災福島原発事故後の日本の製造業は、事業継続への対策の遅れや電力不足、国内消費の低迷、そして円高などの要因で海外シフトを加速させています。

しかし、大震災からの復興を遂げて日本経済を立て直していくためにはなんとしても産業空洞化は防がなくてはなりません。

産業のベースとなるのがモノづくりの力。科学技術がどんなに進んでも、モノづくりの力はイノベーションの原点として欠かすことができないからです。

昨年6月、菅政権の下で日本の復活を目指して7つの戦略分野の具体策を盛り込んだ「新成長戦略」が閣議決定されました。そのひとつが科学・技術・情報通信立国戦略。

一方、日本の産業界は、かつての経済成長を支えた団塊世代の大量退職期とも重なり、熟練工から若手への技能継承に真剣に取り組むべき時期を迎えています。

残念ながら科学・技術・情報通信立国戦略を掲げる政府には、イノベーションを支える技能の人材育成についてどのような展望を描いているのか、そのフレームは見えてきません。

海外大会では40年ぶりに金メダル獲得数を2桁に乗せた日本にとって、この勢いをいかに持続させるかが課題といえます。

いまやモノづくりが繊細で、我慢強く、研究心旺盛な日本人に適していることは、国民的合意。より多くの若者が「技能五輪」での頂点を目指すことで日本のモノづくりのすそ野は大きく拡がってきます。

しかし企業に任せきりの現在の体制では、日本の若者のモノづくり力は韓国にますます差をつけられ、新興国に追い立てられるのは必至。国と企業が一体となって取り組むオールジャパン体制が求められるところです。

一方で「技能五輪」に関するマスメディアの報道は10月11日が新聞休刊日だったこともあってか、記事の扱いに勢いがありませんでした。全国紙では2紙が地方版扱い、産業紙では日刊工業新聞が1面トップで伝えている以外はあまり大きなスペースを割いておらず、折角の快挙にもかかわらずほとんどの国民に情報は伝わっていません。

BRICSの台頭は、モノづくり日本の将来を方向づけました。それは日本が常に付加価値の高い製品を世界に送り出すことでしか生き残れないということです。

日本がモノづくり大国を目指すかどうかは、国民的合意の中で政治がこの問題にどのように取り組むかにかかっています。

こうした環境づくりにパブリック・リレーションズ(PR)の専門家の果たす役割も大きいと思います。

20世紀の米国の繁栄はモノづくりとは無縁ではありませんでした。米国の若者が金融街で起こす抗議デモは、モノづくりを放棄し、ひと握りの人々にしか利益をもたらさない金融大国米国がたどるべき当然の帰結としか私には思えてなりません。

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投稿者 Inoue: 10:48 | トラックバック

2011年10月10日

スティーブ・ジョブズ、早すぎた巨星の死を悼む
 ?日本の再生に多くのヒントを残したその足跡

皆さんこんにちは井之上喬です。

今日は体育の日で休日、3連休では秋を感じる体験をした方も多いのではないでしょうか。
仕事の関係で先週末は関西に足を伸ばし、秋晴れの空とクリーンな空気を体いっぱい吸ってきました。

そんな10月5日、アップルの前CEOスティーブ・ジョブズ氏が56歳の若さで急逝しました。約7年前に患った膵臓癌が原因でした。

ジョブズ氏は1976年、友人のスティーブ・ウオズニアックとシリコンバレーの自宅ガレージでアップルコンピュータ(現アップル)を創業。

アップル社は、IBMやDECなどのコンピュータ・メーカーが当時世界市場を支配していたころ、個人が家庭でもコンピューターを気軽に操作できるように、世界に先駆けてパソコン「アップルII」や「マッキントッシュ」を発表。革新的旋風を巻き起こしました。

アップル設立から35年にわたり世界の情報産業界をリードしてきた彼の死に際し、オバマ米大統領は「もっとも偉大な米国の革新者の一人だった」とその逝去を惜しむ声明を発表。

同世代の友人でありよきライバルであったビル・ゲーツ氏や孫正義氏など世界の多くのリーダーが彼の急逝を惜しみ、その生前の輝かしい功績をたたえました。

彼の死はまた、エレクトロニクスを巡る1つの時代の終焉を強く感じさせてくれました。

■繊細で妥協しないカリスマ
アップル社は、創成期にあった1980年から、私が経営する井之上パブリックリレーションズ(井之上PR)が約7年間、クライアントとして仕事をしたことがある、私にとっては想い出深い会社です。

アップルが日本法人を設立する際には、当時九段南にあった井之上PRの一室に「アップル・ジャパン設立準備オフィス」を設けるなど、アップルの情報拠点としてパブリック・リレーションズ(PR)をはじめ広範にわたる支援を行いました。

8月29日号のこのブログ
でも紹介しましたが、ジョブズ氏は「とんがったカリスマ青年」として、常にパソコン業界の渦中にあって話題を振りまいていました。

ジョブズ氏はその強烈な指導力で、2010年3月に時価総額で小売大手のウォルマートを抜き、5月にはマイクロソフト、そして今年の9月には巨大石油メジャーのエクソンモービルを抜き、3571億ドルで世界一の公開企業(FTSE9月14日現在)に育て上げたのです。

驚異的な成功の秘密は、彼のカリスマ性とともに、その妥協しない開発精神にあります。小さな会社がのし上がっていくには、他と同じことをやっていては成功しません。彼にとっては他社が容易に追従できない革新的な製品開発が絶対でした。

その精神が、パソコンに始まり、デジタル音楽販売、多機能携帯電話のスマートフォン、コンピューター・グラフィックス(CG)映画やIT関連分野などでの新製品や新サービスを生み出したといえます。

■日本再生にジョブズから学ぶこと
ジョブズ氏の訃報に先駆け10月4日千葉の幕張メッセでは、電機やIT(情報技術)の国際見本市のCEATEC(シーテック) Japan 2011が開催されました。2011年のテーマは「Smart Innovation 未来を作る最先端技術」。

これまでのCEATECは、最新のフラットパネル・テレビなど家電製品の展示会といったイメージでしたが、今年は家電製品のイメージはかなり薄れているようです。

クライアント企業のオンサイト・サポートで現地に出かけたスタッフの言では、会場ではスマートフォンやタブレットPCの展示に加え、EV(電気自動車)関連や環境、スマート・エナジーに象徴されるエネルギーに関連する展示が多かったようです。

その一方で、海外からの出展は残念ながら年々減少傾向にあり、もはや国際見本市というより日本企業を中心にした、国内展示会的な印象さえもたれつつあります。

今年単独で出展した海外企業で目立ったのはインテルとアナログ半導体大手のMAXIMの2社。サムスン、LGなどの韓国勢、台湾のHTCなどフラットパネルTVやスマートフォンで世界をリードする海外企業の出展は円高もあってか残念ながらありません。

こんなところにも日本のエレクトロニクス、そして日本の地位低下の影響が表れているのかもしれません。

日本企業の特色は、「どこも似たような製品を追求している」とされていることです。独創的・革新的な技術や製品展示があまり見られず、横並びの競合他社との戦いは価格競争に巻き込まれ、日本企業の低収益性の要因のひとつになっています。

そんな中で、CEATEC 2011に出展した海外企業の首脳のひとりからの勇気づけられる話があります。海外勢が撤退する中での今回の出展について次のような心強いコメントを残しています、

「EVやスマート・エナジーなどの分野で、日本の技術は世界をリードしている。その日本で我々の技術をアピールし、日本企業と連携をとり世界戦略を推し進めるための投資は当然のことだ」。

スティーブ・ジョブズは、カリスマ経営者として機能面だけでなく、デザイン面など消費者がわくわくするような商品を開発する創造性とともに、新製品発表などの機会では聴衆の心を惹きつけるスピーチの巧さや高いプレゼンテーション能力も持ち合わせていました。

トップのストリーテリング
で重みを持つのは、その言葉にどれだけ説得性があるかです。ストリーテリングは、その人あるいはその企業だけにしかない個性的かつ独創的な話ができて初めて説得力を持ちます。

いま日本の再生を考えるとき、私たちは改めて彼の残した大きな足跡に学ぶ必要があることを感じます。日本再生の多くのヒントが彼の歩んだ人生の中にあるのではないでしょうか。

アップルがパソコン・ブームを起こし、日本メーカーが追従しPC事業を始めた80年初頭、彼は当時最も輝いていたソニーについて、いつも深い尊敬の心を持って語っていました。それは「いつかアップルをソニーのような創造的な会社にしたい」ということでした。時代の変遷を考えずにはいられません。

私には若いころのジョブズがあまり好きになれませんでした。とんがった青年の立ち振る舞いに対してなのかどこかに危なっかしさを感じていました。

しかしそのイメージを一掃してくれたのが、2005年6月12日にスタンフォード大学の卒業式で行った彼のスピーチです(http://www.youtube.com/watch?v=OaMT8fZpEXA)。

そのスピーチではじめて彼の生い立ちやその生きざまを知ることができました。彼は自分の人生を振り返りながら感動的な話をしたのです。

彼はスピーチの1年前に癌で余命3?6ヶ月の宣告を受けるなどさまざまな体験を語りました。そして、人生の中でどんな経験でも、無駄なものは何もないこと、だから今をしっかり生きなければならない、何よりも重要なことは、自分の心と直感に従って生きる勇気を持つことだと語りかけたのでした。

どのようなときにも自らを信じ、56年の生涯を駆け抜けたスティーブ・ジョブズ。

私たちはこれからあなたが残した足跡を通して、日本再生のために多くのことを学んでいくことでしょう。ご冥福を心よりお祈りします。

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■日時:2011年12月5日(月)14:00?17:00
■会場:丸ビルホール&コンファレンススクエア
 8F Room 1 東京都千代田区丸の内2-4-1丸ビル
■参加費:6,000円(税込)


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投稿者 Inoue: 10:49 | トラックバック

2011年10月03日

「自由の鐘」が60年ぶりに日比谷公園に復活
 〜パブリック・リレーションズとの歴史の重なりを思う

皆さんお元気ですか、井之上 喬です。

皆さんは、1776年にアメリカ合衆国13州の独立宣言の際に、アメリカのみならず全世界の人々の自由を願い、打ち鳴らされた「自由の鐘」(Liberty Bell)のことをご存知ですか?

この鐘は現在でも米国ペンシルベニア州の都市フィラデルフィアの独立記念館前のパビリオンに展示されています。

今日は、約60年前に日本に建設され、そして復活した「自由の鐘」のお話です。

■マッカーサー将軍が提案
今回ほぼ60年ぶりに復活した「自由の鐘」は日比谷公園にあります。フィラデルフィアと同様に青銅製で高さ約1メートル、直径約1.2メートル、重さ約1トンある実物大で、レプリカではなく実用として仏パッカード社がNo.56号として製造した由緒あるもの。

終戦直後、連合国軍総司令官だったマッカーサーの提案を受けた米国の市民有志が、自由の恩恵を受ける社団法人日本新聞協会に鐘を寄贈しました。

新聞協会は日比谷公園内に塔を造り、鐘とともに東京都に寄贈して、1952年10月24日に安井誠一郎都知事(当時)により除幕式が行われました。

この「自由の鐘」の日本における誕生については、塔の正面に嵌められた碑文に次ぎのように刻まれています(和訳を参照ください)。



自由な国の自由な国民に捧げる(和訳)

フィラデルフィアの独立記念館にある名高い自由の鐘の複製は、ダグラス・マッカーサー将軍の提案により、アメリカ人の有志によって日本の人々に贈られたものである。

この贈り物はアメリカ合衆国財務長官のジョン・ウェズレー・スナイダーによって授与の手配がされた。

鐘の寸法、音色は1776年にアメリカ合衆国の独立で鳴り響いた実物の鐘と同じものである。自由の鐘はアメリカ人だけでなく、人類全体の自由の象徴となっている。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

この象徴の前に立つ時、アメリカ合衆国の憲法制定者と同じように、自由の信念を自由を手にした国民と共に分かち合い、共に人々に捧げる機会を得ることだろう。



しかしその後、中心部の振り子が失われたこともあり、鐘の音色を響かせることが久しく絶え、鐘を吊るす塔(高さ約7.6メートル)全体も老朽化で傷んでいました。

こうした状況を偶然目撃した安藤広重浮世絵美術館(東京都板橋区)のオーナー高田明氏は、昨年末、復活に賛同する仲間とともに「自由の鐘」修復募金委員会を結成し、修復資金づくりのために千円募金活動を開始しました。

今年4月には修復に必要な寄付も集まり、この10月1日、打ち初め式典が催されたのでした。

長年つきあいのある経済ジャーナリスト(元朝日新聞編集委員)阿部和義さんが、「自由の鐘の会」会長となっている関係もあり、今回私の会社のスタッフがプレス対応を手伝いました。

打ち初め式では、3・11や9・11の犠牲者への思いを馳せつつ、相手の心に訴えるような重厚な鐘の音が日比谷公園に響き渡りました。

YOMIURI ONLINEが打ち初め式のリハーサル時(9/30)の映像と鐘の音を収録し、ネットで配信しています。「鐘の音」を下記URLから聴くことができます。
http://www.yomiuri.co.jp/stream/press/movie.htm?id=26051&feed=26051

■自由あってのパブリック・リレーションズ
20世紀初頭に米国に登場・発展したパブリック・リレーションズ(PR)は、日本の民主化政策の一環として戦後GHQ(連合国総司令部)により導入されたものです。

日本でのパブリック・リレーションズの誕生、ここでもマッカーサー将軍が登場します。私の中では「自由の鐘」とパブリック・リレーションズの歴史が重なってきます。

1952年、「自由の鐘」の除幕式が行われた頃の日本のパブリック・リレーションズ業界はその発展史のなかで、極めてアップダウンの激しい特異な時期の最中にありました。

51年に日経連は戦後初の「経営視察団」を米国に派遣し、ヒューマン・リレーションズやパブリック・リレーションズを調査。この年は、PR関係書の出版も盛んで、PRの普及に拍車のかかった時期でした。

しかし翌年の1952年になるとサンフランシスコ講和条約が締結・発効し、GHQが日本から去り、占領政策の再検討の機運と財政の窮乏のために広報活動は急速な下降線を描くのでした。

私が提唱する、倫理観や双方向性と自己修正機能を内包するパブリック・リレーションズは、民主主義と自由競争原理の働く社会で真価を発揮するもので、その発展には言論の自由をはじめ人身の自由、信教の自由など、どれも欠かせない要素となっています。

いわば自由は、パブリック・リレーションズの生命。こうした想いで復活した「自由の鐘」の音を聴くとき、パブリック・リレーションズの明るい未来を感じるのは私ばかりではないでしょう。

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